ニューカッスルのサンドロ・トナーリ photo/Getty Images
昨シーズンは大車輪の活躍
ニューカッスルのサンドロ・トナーリにとって昨シーズンは飛躍の一年となった。2023年10月から賭博違反による10カ月の出場停止処分を課されていた同選手は、その鬱憤を晴らすかのように昨シーズンは公式戦45試合に出場して6ゴール3アシストを記録。
そしてこうした昨シーズンの活躍によって自身の実力を改めて示したトナーリは、バイエルン・ミュンヘンなど複数のビッグクラブから獲得候補としてリストアップされるようになり、その去就に大きな注目が集まっている。
なかでもトナーリの獲得を熱望しているのがユヴェントスだ。無冠に終わった昨シーズンからの巻き返しを狙う同クラブは、対人守備での強さと足元の技術を兼ね備えたトナーリを即戦力として何としても迎え入れたいと考えている。
そのため、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によればユヴェントスはドゥシャン・ヴラホビッチとトナーリとのトレードを提案する用意があり、場合によってはドウグラス・ルイス、ニコロ・サヴォーナも交渉材料とする方針であるという。
このトレードは、ユヴェントスとニューカッスル双方に利益のある話かもしれない。2022年1月にフィオレンティーナからユヴェントスに加入して以降エースストライカーとして活躍してきたヴラホビッチだが、ランダル・コロ・ムアニが加入した昨シーズン後半以降は控えに回ることが多くなり、その高額な年俸に見合った活躍を見せていない。そのため移籍となればユベントスは人件費を大幅に削減できる。
また、ニューカッスルも今夏の移籍市場でヒューゴ・エキティケやベンヤミン・シェシュコの獲得に失敗している。即戦力のストライカーを求めている彼らにとってもブラホビッチは十分に魅力的な存在だろう。