札幌が岩政大樹監督を解任か J2昇格遠のき決断の画像はこちら >>

元日本代表の岩政 photo/Getty Images

苦境打破へ指揮官交代

J2北海道コンサドーレ札幌が、岩政大樹監督を解任する意向であることが分かった。今季就任した同監督だが、ここまで25試合で10勝4分け11敗と波に乗れず、残り13試合を前に交代を決断した。

自動昇格圏の2位までは勝ち点11差、プレイオフ圏の6位までは8差と、昇格争いから後退していた。

クラブは開幕から史上初の4連敗を喫し、その後も浮上のきっかけをつかめなかった。J1復帰を目指したシーズンだったが、序盤の失速が最後まで響いた形だ。岩政監督は現役時代、日本代表としても活躍した元DFで、鹿島アントラーズなどでプレイ。昨季はベトナム1部のハノイFCを率いていた。

今季はペトロビッチ前監督の後任として7シーズンぶりの新体制を担ったが、思うような結果を残せなかった。攻守のバランス改善やチームの立て直しが課題とされていたが、勝ち点差は縮まらず、クラブは残り試合での巻き返しを優先する判断を下したという。

後任人事は近日中に発表される見通しで、シーズン終盤に向けた采配が昇格の行方を左右する。苦境の中での決断が吉と出るのか、それとも混乱を招くのか、注目が集まる。

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