ミランのアカデミーで育ってきたカマルダ photo/Getty Images
カペッロ氏はカマルダの才能を絶賛
アタランタからサウジアラビアのアル・カーディシーヤに移籍したFWマテオ・レテギ、フィオレンティーナFWモイーズ・キーンの登場もあり、センターフォワード問題に光が見えつつあるイタリア代表。
しかし、まだまだ安心はできない。
そんなイタリアサッカー界にて、ミランとインテルに楽しみな若きストライカーがいる。今夏にミランからレッチェにレンタル移籍した17歳のFWフランチェスコ・カマルダ、インテルで出番増加を狙う20歳のFWフランチェスコ・ピオ・エズポジトだ。
両者が将来的にミランとインテルのエース格となれば理想だが、順調に育つだろうか。伊『Gazzetta dello Sport』によると、イタリアの名将ファビオ・カペッロ氏はその中でもカマルダの才能をかなり高く評価している。
今季はレッチェにレンタル移籍することになったが、ミランでプレイさせるべきだったとの考えを示す。
「『あの若手は優秀だけど、成長が必要だ』との意見は本当に嫌いだね。優秀なら、プレイすればいい。それだけだ。ここ数年カマルダを注意深く見てきた。彼はミランの他のストライカーと同等か、それ以上のパフォーマンスを発揮できるよ。準備が出来ていると思う。
エスポジトの場合は、チーム内競争が激しい。昨季はレンタル先のスペツィアで19ゴールを挙げてセリエBの得点王となったが、インテルにはラウタロ・マルティネス、マルクス・テュラム、さらにパルマからFWアンジェ・ヨアン・ボニーまで加えた。エスポジトが出番を掴むのは難しく、状況次第では再びレンタル移籍に出た方がいいかもしれない。
イタリアサッカー界にとって2人の成長は大きな意味を持ち、国内を代表する名門ミランとインテルのエースにイタリア人FWがいるのは理想的だ。カマルダとエスポジトには確かなポテンシャルがあるように思えるが、アズーリをリードするストライカーとなれるだろうか。