マンUで活躍するメイヌー photo/Getty images
どこで使われるのか
ファンから絶大な支持を受けるコビー・メイヌー。しかし、20歳にしてキャリアの岐路に立たされている。
ユナイテッド一筋で育ったメイヌーは、エリック・テン・ハーグ前監督の下で台頭し「未来の司令塔」と称された。しかしユーロ後、筋肉系の負傷で試合を欠場。契約延長交渉も停滞する中、アモリム監督は中盤の改革に着手し、カルロス・バレバ獲得にも動いた。メイヌーは米国ツアーでセントラルMFとして存在感を示したが、今季の戦術体系では居場所が限られていると同紙は指摘している。
ヨーロッパ大会に出場しない今季は試合数が減り、出番減少が予想される。ワールドカップを控える中、代表入りのためにも継続的な出場が必要だが、現状ではベンチから出番を待つ立場。開幕前最後のプレシーズンマッチでは途中出場からPK戦の決勝弾を決めたものの、新契約や昇給の話は今のところ進展していない。同紙によれば、チェルシーやトッテナム・ホットスパーが獲得に興味を示しており、ユナイテッドは対応を迫られているようだ。
地元出身であり幼少期からのファンであるメイヌーを失うことは、クラブにとって大きな痛手だ。ガルナチョが売却候補に挙がる中、もしメイヌーまでもがライバルへ移籍すれば、大きな波紋を呼ぶ可能性が高い。