エデン・アザールが語る自身の“全盛期” ブラジルをも撃破した...の画像はこちら >>

ベルギー代表ではアザール(左)、デ・ブライネ(右)が攻撃の軸だった photo/Getty Images

W杯制覇を狙えた世代

2023年に現役を退いた元ベルギー代表FWエデン・アザール。チェルシーやベルギー代表でハイレベルなパフォーマンスを見せてくれたが、アザールはその中でも2018ワールドカップがベストな状態にあったと振り返る。

ベストゲームに挙げたのは、準々決勝のブラジル戦と準決勝のフランス戦だ。フランスには敗れてしまったが、ベスト8ではブラジルを撃破。当時のベルギーにはMFケビン・デ・ブライネ、マルアン・フェライニ、アクセル・ヴィツェル、DFヴァンサン・コンパニ、ヤン・フェルトンゲン、トビー・アルデルヴァイレルト、FWロメル・ルカクら実力者が揃っていたが、主役はアザールだ。

『Zack en Roue Libre』にて、アザールはあの2試合がベストに近かったと語っている。

「ブラジル戦とフランス戦では、『良すぎる』と自分に言い聞かせていたよ。自慢ではないけど、ドレッシングルームでも『今日の自分は良すぎる』と言っていた。弟のトルガンと過ごせたあの瞬間は最高だったね。ネイマールが泣いているのを見た時は苦しかったけど、でもあの日は僕たちの時間だったんだ」

当時はベスト16で日本代表も敗れていて、日本のサッカーファンもベルギーの底力は嫌というほど理解しているはず。ベルギーにとって残念だったのは、あの世代でEUROやワールドカップのタイトルをゲット出来なかったことだ。あの黄金世代に匹敵するチームはそう簡単には作れないだろう。



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