マインツで評価を上げた佐野 photo/Getty Images
独メディアは佐野の名前を挙げた
昨季ブンデスリーガで3位に入ったフランクフルトは、今夏にマインツからFWヨナタン・ブルカルト、フライブルクから日本代表MF堂安律らを獲得しており、さらなる躍進へ着々と準備を進めている。
しかし独『Bild』は、まだ補強が必要なポジションがあると指摘する。
「フランクフルトを成功へ導くトップメラーは、今夏にブルカルトと堂安といった念願のアタッカーを確保した。しかし、6番の位置は不安定だ。ヒューゴ・ラーションはチームの1番手MFではあるが、まだ21歳と若いこともあってリーダーシップは物足りない。さらにパフォーマンスも不安定なところがある。さらにエリエス・シュヒリも、この2年間で期待されたほどの安定感は見せていないし、どちらかといえば物静かな職人気質の選手だ」
「20歳と若いオスカー・ホイルンドもまだ自身のことで精一杯。フランクフルトは守備的MFに更なる補強をすべきだろう。ドルトムントMFパスカル・グロス、マインツの佐野といった選手は有力な解決策となり得る。佐野も口数の多い選手では無いが、確かなリーダーシップを発揮する選手だ。ボルシアMGのロッコ・ライツも良いかもしれない。レヴァークーゼンのロベルト・アンドリッヒ、ライプツィヒのザヴェル・シュラーガー、フランクフルトが目をつけているとされるブレントフォードのヴィタリー・ヤネルトといった選手も興味深い。
佐野が見せる中盤での守備力はマインツで証明済みであり、昨季で一気に評価は上がっている。フランクフルトがさらに上を目指すならば、佐野のように中盤でボールを狩り取ってくれる絶対の守備的MFが1枚いると心強い。