マンチェスター・シティのサビーニョ photo/Getty Images
シティは売却する意思なし
デヤン・クルゼフスキが手術の影響でシーズン開幕に間に合わず、プレシーズンマッチではジェイムズ・マディソンも負傷してしまったトッテナム。前線でのキーマン2人を欠いてシーズンをスタートさせなければならず、残りの移籍期間でのアタッカー獲得は必須といえる。
そこでトッテナムが目を付けたのが、同じくプレミアリーグのマンチェスター・シティに所属するブラジル代表のサビーニョだ。
アトレチコ・ミネイロ出身のアタッカーで、2022年にシティ・フットボール・グループの傘下であるトロワに加入。その後はPSV、ジローナにレンタル移籍し、ジローナで開花。2024年、CFGのフラッグシップクラブであるシティ加入が決まった。
シティでは主に右WGで起用され、昨季はクラブW杯含めて公式戦48試合に出場して3ゴール13アシストを記録。決定力不足が散見されたものの、13アシストは素晴らしい数字であり、チーム内でのアシスト王となった。
トッテナムは右だけでなく左でもプレイできるサビーニョを高く評価しており、シティへオファーを提示したが、シティはこれを拒否。『Daily mail』によると、交渉を再開するのであれば、5000万ポンド以上(約99億円)のオファーが必要になるという。
シティは基本的にサビーニョを売却するつもりはないが、トッテナムは今後もサビーニョの動向を注視するようだ。
シティでは昨季数字を残したものの、若手のオスカー・ボブが負傷から復帰し、さらには新戦力のラヤン・チェルキが右WGでの起用が予想されることから、サビーニョのシティでの地位はまだ確立されておらず、移籍市場終盤までトッテナムからの関心は続くことになると同メディアは予想している。