ポチェッティーノ氏が率いたトッテナムはリーグ戦では常に上位に君臨 photo/Getty Images
自身の境遇とも比較
トッテナムの元監督ハリー・レドナップ氏は、近年同チームの指揮官を務めたアンジェ・ポステコグルー氏とマウリシオ・ポチェッティーノ氏の二人のうち、後者の功績を重要視しているようだ。
『Football365』によると、まず同氏は昨季のトッテナムの成績について「下から4番目の順位で終わるなんて、本当に屈辱的だった」と述べると「私は4位で仕事を失った」と自身が解任された状況と比較して、ポステコグルー監督の解任が妥当である見解を示したという。
また「確かに彼はタイトルを獲得したし、それを軽視するつもりはないが、決勝に進出した2つのイングランドのチームはプレミアリーグでも下位のチームだったんだ。そのクオリティを考えれば、イングランドのチームが毎年優勝すべきだ」とも語り、さらに「ポチェッティーノがチームをチャンピオンズリーグ決勝に導くことの方が、私にとってはより大きな功績」と比較。「チャンピオンズリーグ決勝進出の方が、あのトロフィーを獲得することよりも確かに大変だ」とまで述べ、タイトルは獲得できなかったが、リーグ戦では最高成績2位、CLでも準優勝と世界最高峰の強さにまで押し上げたポチェッティーノ氏の実績を改めて評価した。
トッテナムは今夏、トーマス・フランク監督を招聘。また川崎からDF高井幸大を獲得し、まもなく始まる新シーズンにおいて躍進が期待されている。