PSGを指揮するエンリケ photo/Getty Images
昨季の戦いで評価は大きく変わった
現在のサッカー界でNo.1の名将は誰になるだろうか。米『ESPN』が2025-26シーズン開幕に合わせてランキング形式で紹介しているが、1位に選ばれたのは誰か。
今回同メディアは代表監督、現在監督職から離れている人物はランキングの対象外としている。あくまで現時点でどこかのクラブを指揮している人物が対象だ。
10位:エルネスト・バルベルデ(アスレティック・ビルバオ)
9位:ジャン・ピエロ・ガスペリーニ(ローマ)
8位:シモーネ・インザーギ(アル・ヒラル)
7位:アントニオ・コンテ(ナポリ)
6位:ミケル・アルテタ(アーセナル)
5位:ハンジ・フリック(バルセロナ)
4位:シャビ・アロンソ(レアル・マドリード)
3位:ジョゼップ・グアルディオラ(マンチェスター・シティ)
2位:アルネ・スロット(リヴァプール)
1位:ルイス・エンリケ(パリ・サンジェルマン)
同メディアの選んだランキングはこの通りだ。昨季ナポリをスクデットに導いたコンテの評価がやや低いようにも思えるが、上位10人の顔ぶれは納得だろうか。
最大の注目は、やはり1位に選ばれたエンリケだ。昨季PSGをチャンピオンズリーグ制覇に導いたことで再び評価は上昇していて、現在のPSGは組織の完成度が極めて高い。
今夏のクラブワールドカップ2025は決勝こそチェルシーに敗れたが、決勝まできっちり駒を進めている。さらに13日に行われたUEFAスーパー杯ではトッテナム相手に0-2とリードを許したところから追いつき、PK戦の末に勝利を収めた。
結果的にエンリケが途中出場させたイ・ガンイン、ゴンサロ・ラモスが得点を挙げて2-2に追いついたことになり、采配が当たったと言えるか。
また今回のトッテナム戦では売り出し中のFWデジレ・ドゥエを中盤で起用し、ブラッドリー・バルコラ、クヴィチャ・クワラツヘリア、ウスマン・デンベレとの共存を図るなど新しい試みも見せている。これが機能するならば、新シーズンのPSGはさらに強くなる可能性がある。
昨季からの結果を考えると、現時点でエンリケが名将ランク1位というのも納得か。