ブレーメンで3年間プレイしたジエゴ photo/Getty Images
ハーフアイアンマンを見事に完走
かつてセレソンの10番を身につけたこともあるファンタジスタの“第二の人生”が注目を集めている。
サントスでプロとしてのキャリアをスタートさせ、ブレーメンやユヴェントス、ヴォルフスブルクなど数々の名門クラブでプレイし、2022年11月に現役を退いた元ブラジル代表MFジエゴ。多彩なアイデアと巧みなパスセンスで攻撃を組み立て、現役時代は多くのファンを魅了した。いくつもの華麗なプレイから、一時期は「ジーコの再来」とまで言われたほどだ。
そんなファンタジスタももう40歳。現役を退いてからまもなく3年が経とうとしている。ただ、引退後も身体を動かすことは継続。しかも現役時代に自身の売りとしていた「美しさ」ではなく、それとは対照的な「強さ」を求められる世界で勝負しているというのだから驚きだ。
伊『Gazzetta dello Sport』によると、ジエゴは引退後、トライアスロンに挑戦しているとのこと。先日リオデジャネイロで行われた『アイアンマン70.3(ハーフアイアンマン)』では、水泳1.9km(海況により1km短縮)、自転車90km、長距離走21kmのコースを4時間47分で見事に完走したという。ジエゴはインタビューで「友人がアイアンマンに挑戦しているんだ。彼がこの挑戦、そして戦略やトレーニングについて教えてくれた。それらが私の興味を引いて、このレースへの参加を考え始めたんだ」と述べつつ「(トライアスロンへの挑戦は)私のアスリート精神を試してくれるんだ」と明かしている。
ファンタジスタから鉄人へ。ジエゴは40歳になった今もなお進化を続けている。