相手は前半で2人退場 バルサは開幕戦白星も、フリック監督は試...の画像はこちら >>

バルセロナを率いるハンジ・フリック photo/Getty Images

浅野は前半のみプレイ

16日に行われたラ・リーガ第1節、バルセロナとマジョルカの試合は3−0でバルセロナが勝利した。昨季王者が開幕戦を白星で飾るも、監督のハンジ・フリック監督は試合内容に納得いっていないようだ。



マジョルカのホームで行われたこの試合。立ち上がり7分、右サイドでMFフレンキー・デ・ヨングのパスを受けたFWラミン・ヤマルがインスイングのクロスを供給。大外にいたMFハフィーニャが上手く抜け出し、ワンバウンドしたボールを頭で合わせてネットを揺らした。昨シーズンも見せたこの2人のコンビネーションでバルセロナが先制点を奪う。

24分にはヤマルがカットインから左足を振り抜き、強烈なシュートがマジョルカDFアントニオ・ライージョの頭部に直撃する。ボールが当たったライージョは倒れ込みマジョルカDF陣の足は止まったものの、笛が鳴らなかったためバルセロナはプレーを継続。こぼれ球を拾ったフェラン・トーレスがミドルで叩き込み追加点を挙げた。この判定にマジョルカ側は抗議を行なったが、覆らずにバルセロナの追加点が認められた。

2点のビハインドを背負ったマジョルカは反撃に出るも、33分にMFマヌ・モルラネスが2枚目のイエローで退場。さらにその3分後にはFWヴェダト・ムリキがGKジョアン・ガルシアと交錯。VARの介入によって一発レッドとなり、前半だけで2人が退場する事態となった。その後9人で戦うことを考慮し、FW浅野拓磨はハーフタイムに交代となった。


後半も数的優位のバルセロナが攻勢を強めるが、徹底的にブロックを敷くマジョルカの守備に苦戦を強いられる時間が続く。再三チャンスは作るもゴールにはならず。それでも後半アディショナルタイムにヤマルのコントロールショットが決まり3点目を記録。試合はそのまま終了し3−0でバルセロナが開幕戦を白星で飾った。

試合後、フリック監督はこの結果に不満を露わ。「勝ち点3でスタートできたのは良いことだが、満足しているとは言えない。相手は2人少ないのだからもっと試合をコントロールし、チャンスをもっと作れたはずだ」とチームのパフォーマンスを批判した。

続けて「この試合は気に入らない。相手が0-2のビハインドを背負い、2枚のレッドカードを受けた後、チームは50%の力でプレイしていた。それが気に入らなかった。ボールと試合をコントロールしなければならないし、得点を奪わなければならない。9人の選手を相手に50%や60%の力でプレーすることは不可能だ。
もっとスピードを上げなければならない。いくつかの状況を改善しなければならない」と改善点を述べ、チームに常にハイレベルなプレイをすることを要求した。

昨シーズンはリーガ、スーペルコパ、コパ・デル・レイの国内3冠を達成したバルセロナ。チャンピオンズリーグでもベスト4まで進み、フリック体制2年目の今シーズンも4冠を目標にスタートを切った。今シーズンも最良の結果を望むバルセロナは次節、アウェイでレバンテと対戦する。


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