開幕戦で決勝ゴールを奪ったキエーザ photo/Getty Images
ボーンマス戦でのゴールは復活への一歩になるか
15日にプレミアリーグ開幕節でボーンマスと対戦したリヴァプールは、2点を先行しながらも後半に2失点を喫し、2-2に追いつかれる不安定な戦いを見せてしまった。
その危機を救ったのは、途中出場したFWフェデリコ・キエーザだ。
リヴァプールにとっても大きなゴールだったが、何より喜んでいるのはイタリアサッカー界だ。昨季はリヴァプールで苦いシーズンを過ごしたが、キエーザはEURO2020を制した時のイタリア代表中心メンバーだった。2026ワールドカップ出場を目指すイタリアにとって、キエーザの復活は絶対なのだ。
キエーザには今夏のセリエA復帰案もあるが、伊『Gazzetta dello Sport』は同じくパリ・サンジェルマンからの退団説が注目されるGKジャンルイジ・ドンナルンマと並び、2人が現イタリア最高の選手だと完全復活に期待をかける。
「ここ数年にわたり、キエーザはおそらくイタリア最高の選手だった。奇妙な形で再び注目を集めているドンナルンマと並んでだ。キエーザがユヴェントスでの最終シーズンにリーグ戦で9ゴールを決めていることを覚えている人は少ないかもしれないが、今彼をイタリアへ呼び戻すのはバーゲンセールと言える。ナポリ、ローマ、ミラン、アタランタなどが候補として挙げられてきたが、どこが獲得しようとも彼のパワーと創造性、リベンジに燃える選手を加えられることになる。ナポリのコンテとは完璧な相性だろうか。アタランタも検討する価値はあるかもしれない」
まずはクラブで出番を増やし、再びアズーリの重要戦力へ。