バイエルンのダヨ・ウパメカノ photo/Getty Images
年俸をめぐる隔たりが原因
バイエルン・ミュンヘンの首脳陣にとって、ダヨ・ウパメカノとの契約延長交渉は頭痛の種となっている。同選手との契約が来年6月末で満了となるため昨シーズン途中から契約延長に向けた交渉が行われていたが、現在に至るまで合意には至っていない。
交渉がまとまらない原因は、年俸にある。ウパメカノの現在の年俸は推定1600万ユーロ(約27億5000万円)だが、同選手はさらなる大幅アップを要求。これにバイエルンの首脳陣が難色を示していることから交渉が難航しているようだ。
フランス代表にも名を連ねる実力者の去就が不透明であれば、それは当然のことながらビッグクラブの関心を呼び覚ますことになる。ドイツ紙『Sport Bild』によれば、既にレアル・マドリードがウパメカノの動向を注視しているという。
レアルではダビド・アラバ、アントニオ・リュディガーというベテラン2選手の契約がともに来年6月末で満了となるが、そのうちアラバについてはレアルの首脳陣に契約延長の考えはなく、今シーズン終了後の退団が有力視されている。そのためアラバと入れ替わりにウパメカノをフリートランスファーで迎え入れることを検討しているようだ。
もっとも、ウパメカノに興味を示しているのはレアルだけではなく、マンチェスター・ユナイテッドとパリ・サンジェルマンも彼を獲得候補としてリストアップしているとも『Sport Bild』は伝えている。バイエルンとの交渉が今後もまとまらなければ、さらに多くのビッグクラブが獲得レースに参戦してくる可能性もある。