市場で注目を集めるヴォルテマーデ photo/Getty Images
パニックバイとの見方も
市場の最後に大きな動きが起ころうとしている。ニューカッスルがシュツットガルトFWニック・ヴォルテマーデの獲得に本腰を入れたとの情報が注目を集めている。
ヴォルテマーデは昨季シュツットガルトでブレイクし、今夏にはバイエルンも獲得に関心を示していた有望株だ。ニューカッスルはFWアレクサンデル・イサクの去就問題で揺れており、代役としてヴォルテマーデに注目するのも頷ける。
しかし、報道では獲得にボーナスを含め9000万ユーロを投じるとされている。さすがに9000万ユーロは高すぎるのではないか。リヴァプールなどで活躍した解説のディートマー・ハマン氏は「ヴォルテマーデは良い選手だと思うが、6000万ユーロでも高額だと思う」とコメントしている(『Sky Germany』より)。
確かにヴォルテマーデは198cmのサイズに加え、柔らかい足下の技術など楽しみな要素を揃えている。しかしブンデスリーガで本格的に活躍したのは昨季が初めてであり、23歳のヴォルテマーデが本物のタレントかはまだ判断が難しい。
今夏はライプツィヒFWベンヤミン・シェシュコがマンチェスター・ユナイテッドへ、フランクフルトFWウーゴ・エキティケがリヴァプールと、ブンデスリーガからプレミアへ向かうFWが目立っている。『ESPN』にてブンデスリーガを専門とするアーチー・リンド・タット記者はエキティケ、シェシュコとヴォルテマーデを比較しているが、ヴォルテマーデの実力はどの程度と評価されているのか。
「彼らは全員優れたストライカーになる素質がある。今のところはエキティケ、ヴォルテマーデ、シェシュコの順番と評価する。シェシュコには人を驚かせる能力があり、『どうやったんだ!?』と思わせるプレイを時折見せる。
エキティケ、シェシュコ、ヴォルテマーデはいずれも若く、まだ評価の難しいところがある。ヴォルテマーデへの9000万ユーロは市場終了間際のパニックバイとも言えるかもしれないが、それだけの移籍金にふさわしいFWに育つだろうか。