トッテナムに移籍したシャビ・シモンズ photo/Getty Images
驚異的な資金力で爆買い
リヴァプールに移籍したフロリアン・ヴィルツ、ジェレミー・フリンポン、ヒューゴ・エキティケ、マンチェスター・ユナイテッドに移籍したベンヤミン・シェシュコらに続き、29日(現地時間)にはライプツィヒのシャビ・シモンズのトッテナム加入が正式発表された。
これに加えてシュツットガルトのニック・ヴォルテマーデもニューカッスルへの移籍が目前に迫っているとされ、今年夏の移籍市場でのブンデスリーガはプレミア勢にとって草刈り場のような存在になりつつある。
こうした最近の流れについて、バイエルン・ミュンヘンのヴァンサン・コンパニ監督はドイツ紙『Bild』とのインタビューの中で以下のように語っている。
「私がバーンリーで指揮を執っていた時、プレミアリーグに昇格したら放映権収入の分配金として突然1億ユーロ(現在のレートで約172億円)をもらった。昇格組にさえこの金額なんだ。分配金は、今はさらに高くなっている」
「プレミアリーグでは昇格組ですらブンデスリーガのトップ6とかトップ8と同等の予算を持っている。つまりバーンリーは移籍市場でヴォルフスブルクやフランクフルトと競合する存在だ。ちょうど先日、昇格組のサンダーランドがレヴァークーゼンからグラニト・ジャカを買ったけど、これが経済的な現実なんだ。現在の状況はバイエルンとブンデスリーガ全体にとって議論すべきものだと思う。プレミアリーグのチームと競い合うことができる存在であり続けるためにね」
放映権収入の分配金を背景にした彼らの資金力は絶大であり、放映権ビジネスの見直しや外国資本への門戸開放など、ブンデスリーガ全体で構造的な改革を進めない限り現在の流れを変えることは難しいというのがコンパニ監督の考えのようだ。