フェイエノールトの上田綺世 Photo/Getty Images
これで3戦4発
エールディヴィジ第4節スパルタ・ロッテルダム戦で2ゴールを挙げた日本代表FW上田綺世。これで開幕から3戦4ゴールとなり、絶好調ぶりを見せている。
フェイエノールトでは、常に批判の声と隣り合わせだった上田。昨冬に退団したサンティアゴ・ヒメネスの影に隠れていた印象で、チームを勝利に導く存在にはなれていなかった。今夏もベンフィカから新たなストライカーであるカスパー・テングシュテットを獲得しており、これも上田への信頼が絶対的なものではなかったことを物語っている。
しかし、オランダメディア『de Volkskrant』は、「今季、ついにこのストライカーは殻を破り、新たな才能を発揮しつつあるようだ」と称賛している。上田は非常に控えめでありながらも、ファンからの信頼を獲得しようとしていると報じた。
「上田は3試合で4ゴールを挙げ、今まさに誰もが認める正ストライカーの座に上り詰めようとしているようだ。しかし彼を疑う者への感情的な反応も、喜びのあまり飛び上がるような仕草も見られない。多くのストライカーが見せる男らしさやエゴイズムが、上田には見られない。ウイングがボールを出し損ねても、ミッドフィールダーが彼の縦の動きを見逃しても、彼は叱責しない。外部からの批判にも反応しない」
「彼は情熱を注ぎ込む。ゴールを決めることに集中している。0-2とした最初のゴールは柔道の技を彷彿とさせる。上田は相手のマーヴィン・ヤングを背にボールを受け、ヤングの周りを回り込み、倒れ込みながらゴールを決めた。0-3とした2点目のゴールはリバウンドからの巧みなタップイン。彼はまさにその達人だ」
控えめな性格ながらも、結果を出しはじめた上田。同メディアは上田の憧れであった指揮官ロビン・ファン・ペルシー、そして今夏合流した日本の同胞であるDF渡辺剛の存在が上田に良い影響を与えていると指摘している。
ようやくオランダの地でも認められはじめた上田。今季は飛躍のシーズンとなる予感が漂ってきた。
#上田綺世 が今日もゴール
— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) August 31, 2025
開幕からリーグ戦3戦連発⚽️
エールディヴィジ 第4節#スパルタ・ロッテルダム v #フェイエノールトhttps://t.co/c5rcnp8bX0 pic.twitter.com/T0DniKuYru