アーセナルを離れた冨安 photo/Getty Images
実力は誰もが知るところ
夏の移籍市場も閉幕を迎えたが、スペイン『SPORT』が注目したのが未だフリーの選手たちだ。果たして未所属組の新天地はどこになるのか。
同メディアは『フリーが続く5人の実力者』と題した特集を組んでいるが、その1人目に取り上げられたのがDF冨安健洋だ。
冨安はボローニャでの活躍から2021年にアーセナルへ移籍したが、アーセナル移籍後は度重なる怪我に苦しんできた。それは現在も続いており、今年7月にはアーセナルとの契約を解除。来年に控えるワールドカップ北中米大会へ向け、リハビリの時が続いている。
コンディションがどこまで戻るか不透明なところもあるが、冨安の実力はアーセナルでも十分に証明されていた。同メディアも冨安の守備力、最終ラインの全ポジションをこなすユーティリティ性を評価しており、トップレベルの実力者と認めている。
「冨安は怪我で一歩後退する。しかし彼にはまだ長いキャリアが待っている。怪我が癒えれば、彼は遅かれ早かれエリートの舞台に戻ることができる」
同メディアはこのように期待をかけているが、まだ26歳と中堅世代の冨安が再び欧州5大リーグでプレイする時はくるのか。コンディションが整っている時はアジアでもトップクラスのDFであり、日本サッカー界にとっても特別な才能だ。来年のワールドカップまでに復帰してほしいところで、万全の冨安抜きでベスト8以上の景色を見るのは難しいか。
他に同メディアはトッテナムを離れたDFセルヒオ・レギロン、バーンリーを離れたMFジョシュ・ブラウンヒル、MLSのFCトロントを離れた34歳のイタリア人FWロレンツォ・インシーニェ、ルーマニアの英雄ゲオルゲ・ハジを父に持つMFヤニス・ハジを注目の未所属組として挙げている。