ミランでプレイするロフタス・チーク photo/Getty Images
ロフタス・チークも6番の位置で起用か
今年1月よりイングランド代表の指揮を執るトーマス・トゥヘルは、就任時よりセントラルMFの人選を色々と試行錯誤してきた。
今月の2026ワールドカップ欧州予選では、ノッティンガム・フォレストMFエリオット・アンダーソン、クリスタル・パレスMFアダム・ウォートンの若手2人を招集。
そんなウォートンに代わって追加召集を受けたのは、ミランMFルーベン・ロフタス・チークだ。同選手がA代表に招集されるのは2018年以来実に7年ぶりとなり、ロフタス・チークも驚いたことだろう。
ミランでのロフタス・チークは攻撃的MFに入る機会も多いが、トゥヘルはチェルシー時代にロフタス・チークを指導した経験を持っており、その際には中盤の深い位置で起用することが多かった。英『sky Sport』は代表でも同じ起用法になると見ており、ロフタス・チークもボランチ候補の1枚となりそうだ。
6番の位置では他にベテランのジョーダン・ヘンダーソンもいるが、サポーターからの評価はあまり高くない。年齢的にピークを過ぎたとの見方もあるだろう。他にはリヴァプールのカーティス・ジョーンズ、アトレティコ・マドリードのコナー・ギャラガー、アーセナルのデクラン・ライスといったところも候補になるが、トゥヘルはライスをもう少し高い位置に押し出したい考えがあるという。今はその相棒探しというわけだ。
マンチェスター・シティDFジョン・ストーンズを守備的MFに回すプランも考えているようだが、いずれにしても守備的MFはそこまで層が厚いわけではない。サイズのあるロフタス・チークがフィットすれば面白く、トゥヘルの代表監督就任はロフタス・チークにとってプラスに働くかもしれない。