華麗なプレイで魅了したメッシ photo/Getty Images
試合前に最後と明かしていた
ワールドカップ南米予選でアルゼンチン代表がベネズエラに3-0で勝利。リオネル・メッシはこの試合を「これが母国での最後の公式戦になる」と認め、注目を集めた。
試合前、メッシはラストマッチとなる理由をこう語っている。「年齢的に次のワールドカップにはもう出場できないかもしれない」。そして引き際の美学、「この形で終えることが夢だった」と述べている。
さらにメッシは「ここでの思い出は良いことも悪いこともあるけれど、全部大切」とも話し、ファンへ感謝を表した。
そして試合前には、感極まる様子も見せたメッシは10番を背負って先発。アルゼンチンはすでに本大会出場を決めているが、フリアン・アルバレス、ロドリゴ・デ・パウル、ニコラス・オダメンディ、ナウエル・モリーナ、エミリアーノ・マルティネスら主力に加え、フランコ・マスタントゥオーノやチアゴ・アルマダといった新世代も先発に名を連ねた。
そしてやはり試合を動したのはメッシだった。前半39分、レアンドロ・パレデスのスルーパスにアルバレスが抜け出し、エリア内で切り返すと、そのまま横に走り込んだメッシにパス。受けたメッシは相手GKと3人のDFを前にも即座に足首を掬い上げループシュートを決めた。
その後、途中投入されたラウタロ・マルティネスが76分にダイビングヘッドでゴールを決め、リードを広げると、80分には、アルマダの折り返しに走り込んだメッシが左足でダイレクトシュート。エースの2点目で3-0とし、試合を決定づけた。
この勝利でアルゼンチンは南米予選で12勝目。