ドンナルンマはペップに合わない選手? 英紙はハーランド獲得時...の画像はこちら >>

マンチェスター・シティの選手となったドンナルンマ photo/Getty Images

ハーランドは得点を量産し続けている

マンチェスター・シティがパリ・サンジェルマンからジャンルイジ・ドンナルンマを獲得したと発表した。契約期間は2030年までの5年契約で、移籍金は総額3000万ユーロとなる。



ドンナルンマは若くしてセリエAのミランで出場機会を得たGKで、2021年にPSGに移籍。昨季は守護神としてCL制覇に貢献している。

しかし、クラブとの契約延長が難航したこと、指揮官であるルイス・エンリケ監督が異なるプロフィールのGKを求めたことで、契約残り一年のタイミングでPSGからの退団を表明。シティが獲得に至った。

この移籍について、ペップ・グアルディオラ監督のチームであるシティが獲得したのは意外だったと主張するメディアは多い。

実際にシティはこれまで長きにわたって足元の技術に長けたエデルソン・モラレスを重宝しており、シュートストップを強みとするドンナルンマは正反対なプレイスタイルといえるからだ。

このことについて、『The Athletic』はアーリング・ハーランドを獲得する際も、同様の論争が起こったと主張している。

今でこそシティのCFは古典的なストライカーであるノルウェー代表FWが務めているが、それ以前は本職を9番としない選手をCFに当てはめる偽9番のスタイルでペップ監督は勝ち星を積み上げていた。そのため、異なるプロフィールを持つハーランド獲得時には疑問の声も出たが、ハーランドは得点を量産しており、チームとしてもハーランド獲得の初年度にクラブ史上初となるCLを含めた3冠を成し遂げている。

とはいえ、現状シティは相手のハイプレスに苦戦しており、ブライトン戦では後方での保持が安定せず、前進することが難しくなった。今後はジェイムズ・トラフォード、ジャンルイジ・ドンナルンマのどちらが優先して使われるのかはわからないが、ペップ監督の起用法に注目したい。

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