アストン・ヴィラのモーガン・ロジャーズ photo/Getty Images
イングランド代表の常連MF
今年夏の移籍市場での主役は、間違いなくリヴァプールだった。ミロシュ・ケルケズ、フロリアン・ヴィルツ、ジェレミー・フリンポンに続いてヒューゴ・エキティケを獲得し、さらに移籍市場が閉まる直前にはニューカッスルからアレクサンデル・イサクも迎え入れた。
しかし、彼らの爆買いは今後も続く可能性があるようだ。イギリスメディア『Caught Offside』と『Kop Correspondent』が報じたところによれば、リヴァプールはアストン・ヴィラとモーガン・ロジャーズの移籍について既に合意に達しているという。
2002年7月生まれで現在23歳のロジャーズは、中盤2列目でのプレイを得意とするアタッカーで、昨季は公式戦54試合に出場して14ゴール16アシストを記録。2024年11月以降はイングランド代表にも継続して招集されるようになっている逸材であり、チェルシーやトッテナムも獲得を検討しているとされる。
他のビッグクラブを出し抜いてリヴァプールがロジャーズの獲得に近づいている背景にはハーヴェイ・エリオットの移籍が関係しているようだ。
エリオットは今夏リヴァプールから期限付き移籍でアストン・ヴィラに加入したが、彼の契約には既定の試合出場数を越えた際には3500万ポンド(約69億円)での買い取り義務が発生するという契約になっていて、リヴァプールはこの条件でエリオットを移籍させるのと引き換えにロジャーズの獲得権を得ることに成功したと『Caught Offside』は伝えている。
ロジャーズ自身もリヴァプールへの移籍を希望しているとされるが、果たして来年1月に本当にこの移籍は実現するのだろうか。