監督就任が決まったドメニコ・テデスコ氏 photo/Getty Images
ドイツ出身の青年指揮官
9日(現地時間)、フェネルバフチェがドメニコ・テデスコ氏の監督就任を発表した。ドイツ紙『Sport Bild』によれば契約期間は2年であるという。
フェネルバフチェは、ベンフィカとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)予備選に2戦合計0-1で敗れて本大会出場を逃した後でジョゼ・モウリーニョ前監督を解任。ノッティンガム・フォレストの新監督に就任したアンジェ・ポステコグルー氏、元イタリア代表監督のルチアーノ・スパレッティ氏、元ボルシア・ドルトムント監督のエディン・テルジッチ氏らの名前が後任候補として現地メディアの間で取り沙汰される中、テデスコ氏に後任を託すことを決断した。
ドイツ出身で現在39歳のテデスコ氏は、プロサッカー選手としてのキャリアはなく、シュツットガルトやホッフェンハイムの下部組織で指導者として実績を積み、2017年3月にブンデスリーガ2部のアウエの監督に就任して以降はシャルケ、スパルタク・モスクワ、ライプツィヒの監督を歴任。ライプツィヒでは2021-22シーズンにDFBポカール優勝を達成している。
2023年2月にはベルギー代表監督に就任。37歳という異例の若さで大役を引き受け大きな注目を集めたが、就任後初の国際大会となったEURO2024ではベスト16敗退。その後のUEFAネーションズリーグでも結果が出ず、今年1月に成績不振を理由に解任された。
フェネルバフチェは、トルコリーグではここまで3試合を戦い、2勝1分けで5位につけていて、今週末には2位トラブゾンスポルとの試合を控えている。2013-14シーズン以来リーグ優勝から遠ざかっている同クラブにとってシーズン序盤の山場とも言える試合であり、テデスコ氏にとっては就任直後にいきなり結果を求められるという難しい局面となりそうだ。