マンチェスター・ユナイテッドのエンベウモ photo/Getty Images
今季初のダービーはいかに
プレミアリーグ第4節では伝統のマンチェスターダービーがマンチェスター・シティのホームスタジアムであるエティハド・スタジアムで行われる。
両者はこのゲームが今季の初顔合わせ。
『ESPN』ではダービーを前に両チームを分析。ペップ・グアルディオラ監督率いるシティに対して、危ういチームとの評価を下した。
今季から元リヴァプールのペップ・ラインダース氏がシティ入りしており、ペップ監督の右腕として働いている。そんな彼がシティに持ち込んだとされているのが守備時のハイラインだ。
シティは非保持の場面で相手のビルドアップに対してハイプレスを選択することが多く、そのプレスに厚みを持たせるためにもハイラインは効果的といえる。
しかし、ハイラインをするには選手が足りない。カイル・ウォーカーのような快足DFはアブドゥコディル・クサノフくらいで、今季2試合で先発しているリコ・ルイスはトッテナム戦で相手のカウンターに追いつけず、先制点を許してしまった。
GKも新加入のジェイムズ・トラフォードはGKとDF間に送られるロングボールへの対処はまだまだ甘く、前述したトッテナム戦ではあわや退場かと思われるシーンもあった。イタリア代表のジャンルイジ・ドンナルンマ加入が発表され、彼の獲得で修正されるのかはダービーでの注目点となるだろう。
今季のユナイテッドはカラバオ杯で4部のチームに敗れたり、リーグ戦では昇格組のバーンリーに勝つのがやっとなど、まだまだ暗闇は抜けていないようだが、新戦力であるブライアン・エンベウモとベンヤミン・シェシュコがスピードのあるFWということを考えると、ハイラインのシティは相性が良いのかもしれない。
守備面では新守護神であるセネ・ラメンズデビューの可能性もあり、どのようなゲームになるのか注目したい。