全盛期のメッシを追いかけるのは審判も大変だった? クラッテン...の画像はこちら >>

多くのビッグマッチを担当してきたクラッテンバーグ photo/Getty Images

あの速度でドリブルをされると審判も大変

リオネル・メッシに対応するDFたちはもちろんだが、メッシを追いかける主審も大変なのだろう。メッシのドリブルスキルにクラクラしたと振り返るのは、審判員として長く活躍してきたマーク・クラッテンバーグ氏だ。



特にバルセロナでプレイしていた若い頃のメッシはスピードもずば抜けており、スピードに乗ったドリブルは常に対戦相手の脅威だった。それを追いかけ、ファウルがないかチェックしなければならない主審も大変だ。

同氏はYoutubeチャンネルの『High Performance』にて、メッシの試合を担当した時のことを次のように振り返っている。

「初めて彼のゲームを担当した時、彼のボールスキルは信じられないものだった。ついついボールを見てしまって、『ボールばかり見てはダメだ。彼自身を見ないと』と言い聞かせたほどだ。ピッチで彼がボール動かす様子に頭がクラクラする思いだったよ。1度彼にイエローカードを提示したことがあるが、彼は特に反論もしてこなかった。相手を踏みつける形でのファウルだったから、彼も自覚があったのだろう。それに彼は私を知っていてくれたから、敬意を払ってくれたのだと思う。メッシは信じられないほど素晴らしい選手だった」

バルセロナの場合はメッシだけでなく、MSN時代はネイマールやルイス・スアレス、中盤にはシャビ・エルナンデスやアンドレス・イニエスタら名手が揃っていた。プレイのテンポは恐ろしく早く、早すぎるボール回しにゲームをコントロールする審判の目が回っても不思議ではないか。




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