レアルに移籍したアーノルド photo/Getty Images
ここまではローテーションが続いている
今夏リヴァプールを離れ、レアル・マドリードへと移籍したDFトレント・アレクサンダー・アーノルド。しかし、レアルのポジション争いは甘くない。
アーノルドが務める右サイドバックには経験豊富なダニエル・カルバハルも構えていて、指揮官のシャビ・アロンソはここまで2人をローテーションさせている。
開幕節のオサスナ戦と第3節のマジョルカ戦はアーノルドが先発し、第2節のオビエド戦と第4節レアル・ソシエダ戦はカルバハルが先発だ。両者とも特長には違いがあり、現段階で序列は決まっていないのだろう。
英『Daily Mail』はアーノルドにとっては難しい状況と伝えていて、念願のレアル移籍もスタメン確約とはなっていない。アロンソもチーム内の競争を促していきたい考えで、方針について次のようにコメントしている。
「幸運なことにチームには健全な競争があり、チーム内部で様々なチャレンジがある。センターバック、ウイングなど、サイドバック以外のポジションでも同様のことは起こる。出場に値する選手がピッチに立つことになる。1年を通してこのような状況が繰り返されると思う」
今は適性を見極めている状況と言えそうだが、今後のビッグマッチでアーノルドとカルバハルのどちらが優先されるのだろうか。今週から始まるチャンピオンズリーグの戦いに加え、今月末にはアトレティコ・マドリードとのダービーマッチも控えている。アーノルドもこうしたゲームには先発したいはずだが、アロンソが守備を重視した場合はカルバハルが優先されることになるかもしれない。