第29節が行われた photo/Getty Images
リーグ戦も残り10試合を切った
2025明治安田J1リーグ第29節が12日と13日、15日に行われた。
FC東京と東京ヴェルディの“東京ダービー”。通算成績は6勝7分6敗と両チームまったくの五部で、順位は現在FC東京が15位、東京Vが14位と降格圏もちらつく状況。お互い絶対に負けられない中、試合は前半から球際の激しい攻防が目立つ展開に。試合が動いたのは60分、GKキム・スンギュからのロングボールをFWマルセロ・ヒアンが頭で逸らすと、それに反応したFW長倉幹樹がGKマテウスの頭上を抜くループシュートでゴール。自身今季4点目となるゴールを決めてFC東京が先制する。なんとか追いつきたい東京Vは以降も積極的にゴールを目指すが、なかなか攻撃を良い形でを作れずに時間が進んでいく。結局、残り時間を逃げ切ったFC東京が1-0で勝利し、順位も16位から14位に浮上した。
同じくダービーとなった横浜F・マリノスと川崎フロンターレの試合。開始4分、相手陣内でボールを奪った川崎Fがショートカウンターを仕掛け、FW伊藤達哉が右サイドからコントロールショットを決めて川崎が先制に成功する。その後、56分にMF山本悠樹がゴール前で横浜FMのDF鈴木冬一に倒され川崎FがPKを獲得。これをFWエリソンがゴール右下に突き刺して川崎が追加点。なお、鈴木には当初イエローカードが提示されたが、VARの結果でDOGSO(決定的阻止)とみなしレッドカードが提示。1人少ない状況で戦うこととなった。数的優位に立った川崎は、後半アディショナルタイムにMF宮城天がダメ押しのゴールをマーク。アウェイの川崎が3-0で勝利し3連勝、横浜FMは2連敗となった。
そのほか12日に行われた試合では、上位陣が軒並みドローという結果に。首位京都サンガF.Cはサンフレッチェ広島と1−1、町田ゼルビアは横浜FCと対戦し同じく1−1のスコア、ヴィッセル神戸と柏レイソルの試合は0−0となった。
【第29節試合結果】
9月12日(金)
サンフレッチェ広島 1-1 京都サンガF.C.
FC町田ゼルビア 1-1 横浜FC
ヴィッセル神戸 0-0 柏レイソル
9月13日(土)
横浜F・マリノス 0-3 川崎フロンターレ
アビスパ福岡 2-4 セレッソ大阪
ファジアーノ岡山 0-1 名古屋グランパス
鹿島アントラーズ 3-0 湘南ベルマーレ
アルビレックス新潟 0-1 清水エスパルス
ガンバ大阪 1-0 浦和レッズ
9月15日(月・祝)
FC東京 1-0 東京ヴェルディ
【順位】
1位 京都(55/+22)
2位 鹿島(55/+17)
3位 柏(54/+14)
4位 神戸(54/+11)
5位 町田(51/+14)
6位 広島(51/+14)
7位 川崎F(48/+15)
8位 浦和(47/+8)
9位 G大阪(43/-4)
10位 C大阪(42/+5)
11位 岡山(39/-3)
12位 福岡(37/-2)
13位 清水(36/-4)
14位 FC東京(34/-11)
15位 名古屋(32/-7)
16位 東京V(32/-13)
17位 横浜FM(25/-12)
18位 湘南(25/-24)
19位 横浜FC(24/-18)
20位 新潟(20/-22)
シンプルで一番怖い攻撃
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) September 15, 2025
起点はキム スンギュ仕留めたのは長倉幹樹
ゴール動画
明治安田J1リーグ 第29節
FC東京vs東京V
1-0
60分
長倉 幹樹(FC東京)#Jリーグ pic.twitter.com/fkfsDqEr43