NECナイメヘンでプレイする塩貝 photo/Getty Images
レギュラーポジションを掴めるか
オランダ1部のNECナイメヘンは13日にエールディヴィジ第5節で王者PSVと対戦し、惜しくも3-5で敗れた。NECナイメヘンといえば、MF佐野航大、FW小川航基、塩貝健人が所属していることもあり、日本のサッカーファンも注目しているのではないか。
中でも今回のPSV戦で高い評価を得たのが途中出場した20歳の塩貝だ。『ESPN』にて、現役時代にトゥエンテやAZ、アヤックス、PSVなどオランダ国内で活躍したケネス・ペレス氏は塩貝のパフォーマンスが印象に残ったと語っている。
「彼は素晴らしかったね。彼がまだエル・カチャティの控えというのは本当に驚きだ。この日の彼のプレイは全てがトップスピードだった。彼の攻守の切り替えを見てほしいね。本当に良い印象を与えたよ、彼は監督に何かをアピールしたかったんだと思う。『もっとやれる、ハードワーク出来るから頼ってくれ』とね。彼は本当に積極的だった。クオリティが高く、ハードワークする意志がある。監督もそれを分かっていると思う」
塩貝は昨年に横浜F・マリノスからNECナイメヘン入りしていて、昨季もリーグ戦で4ゴールと一定の結果は残した。今季も第2節のヘラクレス戦で2ゴールを奪っているが、まだ今季先発出場はない。
今回のPSV戦では25歳のFWユセフ・エル・カチャティが先発して1ゴールを奪っているが、ペレス氏は「カチャティも懸命に努力しているけど、塩貝に比べれば優れた選手ではないよ」と塩貝の方が上との見方を示している。
前線では小川、浦和レッズでもプレイした34歳のベテランFWブライアン・リンセン、キャプテンマークを巻く37歳のチャロン・チェリーら他にも実力者がおり、スタメン入りは簡単ではない。日本のサッカーファンとしては前線で小川&塩貝の絡みをもっと見たいところだが、塩貝はポジションを奪えるだろうか。