バルセロナ時代から勝ちを重ねてきたグアルディオラ photo/Getty Images
文句なしの成績
昨季の戦いからマンチェスター・シティ指揮官ジョゼップ・グアルディオラに厳しい意見が出ることもあるが、今でも特別な指揮官であることに変わりはない。
14日にはプレミアリーグ第4節でマンチェスター・ユナイテッドと対戦し、このダービーに3-0で完勝。
データサイト『Transfermarkt』が改めて600試合の内訳を振り返っているが、446勝85分69敗と圧巻の成績だ。勝率は74%となり、21世紀以降の5大リーグでは元マンUの名将アレックス・ファーガソン氏(68%)、アントニオ・コンテ(66%)、ルイス・エンリケ(65%)、カルロ・アンチェロッティ(62%)ら他の指揮官を凌駕する。
それもアンチェロッティは21世紀に入ってからグアルディオラを超える849試合のリーグ戦をこなしているが、ファーガソン氏は513試合、コンテは361試合、エンリケは262試合と、グアルディオラの方が試合数は多い。それで勝率74%は驚異的だ。
これまで指揮したバルセロナ、バイエルン、マンCではいずれも攻撃的なフットボールを展開してきたが、この600試合で奪ったゴールの数は1501ゴールに達する。失点は464点に抑えられていて、1試合平均2.5ゴール、0.77失点と攻守のバランスも見事だ。
そして獲得してきたリーグタイトルの数は12もあり、グアルディオラの成績に文句はつけられない。昨季はやや崩れ、今季も立ち上がりは2勝2敗と不安定ではあるが、21世紀を代表する名将の1人であることは間違いない。