「1度目、2度目が偶然なら、5度も起こったらどうなる?」 心...の画像はこちら >>

劇的な決勝点を奪ったファン・ダイク Photo/Getty Images

運だけではない

UEFAチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第1節でリヴァプールはアトレティコ・マドリードと対戦。3-2と勝利を収めた。



前半早々に2点を決めたものの、後半にマルコス・ジョレンテの2ゴールを被弾して2-2となっていたこの試合、決勝点を決めたのは主将フィルジル・ファン・ダイクだった。アディショナルタイムにコーナーキックから強烈なヘディングを叩きつけ、土壇場で勝利を確定させた。

またも劇的な決勝ゴールを手にしたリヴァプール。英『Daily Mail』は「1度目、2度目が偶然なら、5度も起こったらどうなる?」と報じた。今季は公式戦5戦(コミュニティ・シールド除く)を消化しているが、決勝点はすべて試合終盤だ。プレミアリーグ開幕戦のボーンマス戦は88分にフェデリコ・キエーザが決勝点を決め、その後ATにモハメド・サラーが加点した。第2節ニューカッスル戦は2-2からリオ・ングモハがATに決勝弾。第3節アーセナル戦では83分にドミニク・ショボスライが驚愕のFKを沈めてみせた。

プレミア前節バーンリー戦もスコアレスドロー濃厚だったが、ATに途中出場のジェレミー・フリンポンがPKを誘発。これをサラーが決めている。そして今回のファン・ダイクのゴールだ。5戦を戦って、実に4つのゴールがATに生まれており、結果すべての試合に勝利。
ファンにとっては嬉しいが、心臓に悪すぎるシーズンスタートとなっている。

『Daily Mail』は、これは決して運によるものではないと報じている。分厚い選手層、大胆なアルネ・スロット監督の交代策、そしてチームに植え付けられた勝利のメンタリティ。そういったものが試合終盤に歓喜を呼び込んでいるのだろう。

勝負強すぎる今季のリヴァプール。決してチームのすべてがうまくいっているようには見えないが、そういった時期でも勝ち点を獲得し続けているのは後々大きな意味を持つはずだ。


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