レアル・マドリードのヴィニシウス photo/Getty Images
サポーターへの挨拶を拒否
16日(現地時間)、レアル・マドリードはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第1節でマルセイユと対戦し、2-1で勝利した。トップ8入りに向けて絶対に落とせなかったホームでの初戦で苦しみながらも勝ち点3を獲得することに成功した。
しかし、その勝利の陰でヴィニシウス・ジュニオールの振る舞いが現地メディアによってクローズアップされている。
この試合でヴィニシウスは先発メンバーから外れ、63分にロドリゴとの交代で投入されたが、試合終了と同時にロッカールームに引き上げてしまい、本来なら選手全員で行うゴール裏のサポーターへの挨拶には参加しなかった。13日に行われたラ・リーガ第4節レアル・ソシエダ戦でも途中交代を命じられた際にベンチで不満を露わにする姿がテレビカメラによって捉えられていて、彼がシャビ・アロンソ監督の起用方針に納得していないのは明らかだ。
シャビ・アロンソ監督は、試合後の記者会見で先発メンバーについて尋ねられると、「我々の日程は非常にタフなものであり、全ての選手が必要とされている。ヴィニシウスもロドリゴもフランコ(マスタトゥオーノ)も必要だ。全員がそれぞれ出場機会を得ることになる」と語り、ローテーションの必要性を強調している。
しかしスペイン紙『AS』は、この指揮官によるローテーションを「危険なゲーム」と評し、さらに以下のように疑問を呈している。
「レアル・オビエド戦の時と同様にヴィニシウスをベンチに置いたが、昇格組とのアウェイゲームと神聖なサンチャゴベルナベウで行われるCLの試合は同一ではない。全くの別物だ」
このシャビ・アロンソ監督による先発ローテーションは、今後も大きな議論を呼ぶことになりそうだ。