レアル・マドリードのムバッペ photo/Getty Images
昨年はクラブ全体でボイコット
22日(現地時間)、パリでフランスのサッカー雑誌『France Football』が主催するバロンドールの授賞式が行われる。
世界各国のスポーツ記者による投票で受賞者が選ばれるバロンドールは、これまでヨハン・クライフやジネディーヌ・ジダン、リオネル・メッシなど錚々たる顔ぶれが受賞してきたサッカー界最高の個人賞であり、今年も既にノミネートされた候補者30人の中から誰が選ばれるのかが大きな話題となっている。
しかし、この候補者の一人であるレアル・マドリードのキリアン・ムバッペは、今年のバロンドールを自身が獲得する可能性は低いと見ていて、そのため授賞式への出席も検討していないようだ。16日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第1節マルセイユ戦の後にアメリカメディア『CBS Sports』のインタビューの応じた同選手は、以下のように語っている。
「バロンドールを貰うためには何かタイトルを獲得しなければならない。チームがタイトルを獲るためのサポートをする必要がある。ウスマン・デンベレが選ばれたらとても嬉しいよ。彼は僕の友人だからね。今年の授賞式はテレビで観ることになると思う。彼が受賞するのを願っているよ」
昨年、レアルは最有力候補と目されていたヴィニシウスが受賞を逃したことで授賞式にチーム関係者を出席させなかった。このことはヨーロッパ各国のメディアによって授賞式をボイコットしたと報じられ、大きな話題となった。
今年も同様の行動に出るかは定かではないが、少なくともチームの顔とも言えるムバッペが欠席することは確実なようだ。