かつてエスコートキッズが…… 憧れのロナウドと16年もの時を...の画像はこちら >>

W杯欧州予選で対峙することなったロナウドとショボスライ photo/Getty Images

ユニフォーム交換は失敗に終わるも

9日にW杯欧州予選が行われ、ハンガリー代表とポルトガル代表が対戦。試合は、スコアを3-2としたアウェイのポルトガルがハンガリーとのシーソーゲームを制し、本大会出場へ向けて2連勝スタートを飾った。そして、この試合で話題となったのが、ハンガリーのキャプテンを務めたドミニク・ショボスライとポルトガルのキャプテンを務めたクリスティアーノ・ロナウドの関係性である。

試合の結果やデータをまとめる『LiveScore』によると、2009年に行われたW杯欧州予選でハンガリーとポルトガルが対戦した際、当時9歳だったショボスライ少年はこの一戦のエスコートキッズに選ばれた。一方のロナウドは当時、すでにポルトガルキャプテンマークを巻いていた。ロナウドと並んでの入場は叶わなかったが、ショボスライ少年は憧れの選手とわずか数ヤード、写真のフレームに収まる距離でピッチに立っていたのだ。そんなショボスライとロナウドが16年もの時を経て、W杯出場をかけてキャプテン同士として相見えたのだから感慨深いものがある。

さらに、試合終了のホイッスルが吹かれたあともこの物語は続いていく。英『THESun』によると、ショボスライは憧れのロナウドとユニフォーム交換をすべく、ポルトガルのドレッシングルームの前で出待ち。すると、しばらくして着替えを済ませたロナウドがドレッシングルームから出てきた。ショボスライはすかさずロナウドに対してユニフォーム交換を申し出る。しかし、なんとロナウドはすでに他の選手とユニフォーム交換を済ませていた。

この状況に肩を落とすショボスライ。ただ、幸運にも10月にもポルトガルとハンガリーの試合が控えている。なんとか次回の試合でロナウドのユニフォームをもらう約束を交わせたようだ。なお、ショボスライは今回の試合で着用したユニフォームをすでにロナウドへプレゼントしていた。

しっかり成長を遂げ、憧れの選手と肩を並べるショボスライも素晴らしいが、これだけ長きに渡り第一線を走り続けているロナウドも凄まじい。次戦もこの2人のプレイに注目だ。

※電子マガジンtheWORLD309号、9月15日配信の記事より転載

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