近親憎悪!? 衝突したガルナチョとアモリムは実は似ていると英...の画像はこちら >>

チェルシーに移籍したガルナチョ Photo/Getty Images

チェルシー戦で古巣帰還のガルナチョ

プレミアリーグ第5節で、マンチェスター・ユナイテッドはチェルシーと戦う。ここで敗れればルベン・アモリム監督の進退問題に関わるとみられており、マンUはホームで強敵相手に結果を出す必要がある。



一方チェルシーのアレハンドロ・ガルナチョにとって、早くも古巣への帰還となる。ガルナチョは昨季一定の結果を出しており、決して戦力外となっていたわけではないが、アモリム監督と衝突したことでクラブ内に居場所を失った。アモリムはドレッシングルームでガルナチョに「他のクラブを見つけられることを祈れ」と通達したとされ、チェルシー移籍が決まるまで、今夏はトップチームを離れてのトレーニングを余儀なくされていた。

しかしガルナチョの行動も少々衝動的だったといえる。ヨーロッパリーグでトッテナムに敗れたあと、ガルナチョは不満を露わにし、「このシーズンはクソだった」と主張したのだ。

こういったことが衝突の原因だったとみられるが、英『METRO』は、実は両者には非常に似たところがあると報じている。アモリム監督はベンフィカでプレイしていた2011年に、同クラブのジョルジェ・ジェスズ監督を攻撃している。シーズンを通して3試合しか出場していなかったにもかかわらずポルトガル代表には選ばれていたが、記者会見で25歳のアモリムは次のように発言した。

「自分は常にプレイできると思っているが、決めるのは彼(ジェズス)だ。選手のクオリティとは関係ない。僕がベンフィカでプレイすべきでないと考えるのは彼の選択だ。パウロ・ベント(代表監督)がそう考えていないのは嬉しいね」

ポルトガルサッカーの専門家アーロン・バートン氏は『METRO』に「非常に似ている」と語っている。


「アモリムは代表戦の最中にメディアにこう語った。ガルナチョみたいなやり方だ。舞台裏で何かあったに違いない。彼はすでに大きな成功を収めていたのに、突然ファーストチームから外れてしまったのだ」

その年の12月にもアモリムは監督と口論する事態となり、試合後のクールダウン練習にも参加を拒否していたことをバートン氏は回想している。アモリムはこの件でクラブから出場停止処分を受け、翌月の冬の移籍市場でブラガへレンタル移籍に出されることになっている。アモリムはその後、クラブとサポーターに向け謝罪を行なっている。

両者は、「本人たちが認めたがらないほど似ているのかもしれない」と同紙は報じた。敵として相見えることとなったガルナチョとアモリムは、どんな気持ちで試合に臨むのだろうか。

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