今夏レアル退団も噂されたロドリゴ photo/Getty Images
CLマルセイユ戦で存在感
レアル・マドリードでプレイするブラジル代表FWロドリゴ(24)はレギュラー奪取に向けて燃えているようだ。スペイン『as』が報じている。
2019年よりレアルでプレイするロドリゴ。これまで同クラブでは公式戦273試合に出場し、68ゴール52アシストを記録しており、数々のタイトル獲得に貢献してきた。しかし、ジュード・ベリンガムやキリアン・ムバッペなどが加入したことで同選手の序列に少し変化が生じ、レアルの攻撃の中心はベリンガムとムバッペにヴィニシウスを加えた『BMV』と言われる攻撃ユニットになった。
得意の左ウイングではなかなかプレイさせてもらえず、またシャビ・アロンソ新監督のもとで出場がない時間が続いていたロドリゴには今夏移籍の噂も浮上していた。レアルでの将来を不安視する声もあった同選手だったが、ロドリゴ自身は移籍を考えていなかったという。
「もう慣れたと思う。毎年、私が移籍するって話が出るんだ。移籍市場が開いている間は、毎週違うクラブに移籍させられていた。両親や友達に冗談を言ったこともある。『見て、今日はこのチームにいたけど、明日は別のチームだ』ってね」
「でも、まったく気にしてなかったし、まったく影響もなかった。休暇を楽しみ、トレーニングを続けた。自分が残留することを知っていたからだ。
移籍の噂を一蹴し、レアルで定位置確保を目指すことを誓ったロドリゴ。ヴィニシウスに代わって左ウイングでスタメン出場したCLリーグフェーズ第1節のマルセイユ戦(2-1)では存在感を発揮し、再び躍動するロドリゴのパフォーマンスを称賛する声も多かったが、同選手は試合後に「嬉しいよ。こんな風にプレイするのは久しぶりだ。少しずつ、経験したすべてのことから立ち直っている。昨シーズン終盤は本当に辛い時期もあった。でも、今は前進する時だ」と語っており、再起に向けての意気込みを明かした。
実力や勝負強さはすでに折り紙つきのロドリゴはここからヴィニシウスやムバッペ、ベリンガムにも負けぬレアルの主役になれるか、注目だ。