CLに続き途中出場で結果を出したマルティネッリ Photo/Getty Images
守備に舵を切ったペップだったが
プレミアリーグ第5節、アーセナルとマンチェスター・シティの試合が行われた。
第5節最大の注目カードと言ってもいいこの試合、低い位置からビルドアップを試みるアーセナルに対して、プレスをかけるシティという構図。アーセナルは組み立てるだけでなく縦のボールで積極的に裏も狙いにいく。
しかし先制したのはシティ。9分、カウンターで抜け出したラインデルスが持ち上がると、引き付けてハーランドにパス。ハーランドは右のインサイドキックで流し込み、ラヤを破った。
ボールは保持しつつもなかなかシュートまで持ち込めないアーセナル。右のマドゥエケが深い位置まで持ち込み折り返すシーンもみられるが、中の動きが合わずドンナルンマを脅かすには至らない。
アーセナルはたびたびコーナーキックのチャンスも得るが、シティがしっかりと中を締めており、決定機を作らせない。スコアはそのまま前半を終える。
アルテタ監督は後半開始からエゼ、そして負傷から帰ってきたサカを投入。流れを変えようと試みる。一方ペップ監督もクサノフに代えてマテウス・ヌネスを投入した。
エゼは左サイドではなく中央でプレイすることに。48分にはサイドチェンジからサカにボールが渡りチャンスになるが、こぼれを狙ったスビメンディのシュートは枠を外れていく。50分にはエゼもこぼれ球を拾って強いシュート。ドンナルンマの正面に飛んでしまいセーブにあうが、アーセナルがシティのゴールを脅かしはじめる。
57分にはシティがドクからハーランドとカウンターを繋ぎ、チャンスとなるがラヤのセーブでこれをストップ。この際エゼのクリアがライスに当たってゴール方向に飛ぶが、枠を外れ事なきを得た。
圧力をかけるアーセナルに対し、選手の疲れも見えるなかシティはフォーデンを下げてアケを投入し、5バックの形をとる。狭いスペースを打開しようと試みるアーセナルだが、守備を固めるシティをなかなか攻略できず時間が過ぎていく。シティはさらにハーランドも下げ、ニコ・コンサレスを投入してより守備的な布陣を敷く。
アーセナルはDFのティンバーを下げ、マルティネッリを投入するというファイアーフォーメーションでこれに対抗。ティンバーがいなくなったサイドを82分にドクに突かれ突破を許すものの、流し込もうとしたボールは枠を外れていく。
さらにトロサールに代えヌワネリも投入したアーセナル。そしてアディショナルタイムにスコアが動いた。エゼからの長いボールで背後をとったマルティネッリがループでドンナルンマを破り、ネットを揺らす。
土壇場の同点弾を手にしたアーセナル。そのままタイムアップとなり、激闘は1-1で終了した。
[スコア]
アーセナル 1-1 マンチェスター・シティ
[得点者]
アーセナル
ガブリエウ・マルティネッリ(90+3)
マンチェスター・シティ
アーリング・ハーランド(9)
マルチネッリの劇的弾
— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) September 21, 2025
エミレーツ・スタジアムが揺れる
プレミアリーグ第5節#アーセナル v #マンチェスター・C
https://t.co/2ucO3Z4eL0 pic.twitter.com/NQ5a3vWH43