アーセナル指揮官アルテタ Photo/Getty Images
もっと大胆な采配が必要か
プレミアリーグ第5節、アーセナルとマンチェスター・シティの試合は1-1のドローに終わった。前半早々にアーリング・ハーランドがカウンターからネットを揺らし、アーセナルは追いかける展開に。
見応えのある激闘だったが、元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏は、アーセナルの試合の入り方に改善の余地があると感じたようだ。ミケル・アルテタ監督と選手たちは試合に勝つために、もっと積極的なアプローチをとるべきだと『sky sports』に語った。
「(最初の)45分を無駄にしたと思う。アーセナルは素晴らしいチームだと思う。私にとってはプレミアリーグで最高のチームだ。マンチェスター・シティに2-0で勝つと思っていた」
「しかしこういうビッグゲームになると、彼(アルテタ)はいつも対戦相手のことをより深く考えているようなチームを選ぶ。だからといってリーグ優勝できないと言いたいのではない。ジョゼ・モウリーニョはプレミアリーグを3度制覇しているが、彼もそうだった」
「私にとっては45分の無駄だった。そのように言う理由は、リヴァプールでそのような監督のもとでプレイしたことがあるからだ。私たちは本当に(優勝に)近づき、トップチームではあったが、プレミアリーグで優勝することは一度もなかった。ジェラール・ウリエやラファ・ベニテスのもとでは、時折ブレーキがかかっていると感じた。
「これはシーズンごとに繰り返されるパターンだ。アルテタやアーセナルのサポーターは、シーズンの終わりにそれが痛手にならないことを祈るしかない」
さらに同席していたガリー・ネビル氏は、アルテタがハーフタイムに2人を交代させたのは、チーム選択が間違っていたことを認めたようなものだとも語っている。
ミケル・メリーノに代わってエベレチ・エゼが入ってからは、アーセナルの攻撃に明らかにギアが入った。ビハインドという状況もあったが、初めからもっと攻撃的に入るべきだったとキャラガー氏らは考えているようだ。
アーセナルはすでに首位リヴァプールと勝ち点「5」を離されてしまった。なかなか勝ち点を落とさないリヴァプールに追いつかなければならないが、指揮官の采配ひとつが明暗を分けることになる。