ライスとメリーノは共に実力者だが…… photo/Getty Images
創造性の部分ではウーデゴーが必要
21日にプレミアリーグ第5節でマンチェスター・シティと対戦したアーセナルは、後半アディショナルタイムにFWガブリエウ・マルティネッリが劇的な同点ゴールを記録し、1-1のドローに持ち込んだ。
相手の守備ブロックを崩して敗北を回避したのは見事だが、ポジティブなことばかりではない。
中盤にはマルティン・スビメンディ、デクラン・ライス、ミケル・メリーノの3枚が入ったが、英『Planet Football』はこのトリオでは創造性が落ちると指摘する。
ライスとメリーノはサイズもあり、縦への推進力もある選手だ。ただ、2人が一緒に中盤で先発したリーグ戦では過去10試合で1勝6分3敗と結果が出ていない。その1勝は昨季のイプスウィッチ・タウン戦(4-0)で、降格した元気のないチーム相手の勝利だ。
2人だけの責任ではないが、この10試合の1試合平均得点は僅か0.9点だ。創造性をプラスするという点では、ウーデゴーの存在が必要だ。しかし、そのウーデゴーも最近は絶好調とは言い難い。2022-23シーズンにはプレミアで15ゴール7アシスト、続く2023-24シーズンは8ゴール10アシストを記録したが、昨季は3ゴール8アシストと数字は落ちている。
若いイーサン・ヌワネリも控えているが、まだまだ成長段階の選手だ。中盤の創造性問題は序盤の気になるポイントであり、プレミア制覇へ早期に解決しなければならない。