アーセナル初得点のエゼ、やはり“10番”の仕事をさせるべき!...の画像はこちら >>

アーセナルに今夏加入のエゼ Photo/Getty Images

アルテタは頭を悩ませる

カラバオカップ3回戦、アーセナルはポート・ヴェイルと対戦し2-0と勝利を収めた。

この試合で先制点を奪取したのはMFエベレチ・エゼだ。

8分、ガブリエウ・マルティネッリのクロスをマイルズ・ルイス・スケリーがフリック。そこに飛び込んだのがエゼで、ゴールに流し込みアーセナルでの初得点を記録している。

ミケル・アルテタ監督はこの試合でインサイドハーフの位置に2人の攻撃的なMFを送り出した。イーサン・ヌワネリとエゼだ。エゼはまさに“10番”といったふうに攻撃をリードし、上述のような先制点も奪っている。エゼが中央で先発したのは加入以来初めてのことだ。

ドローで終わったプレミアリーグ第5節のマンチェスター・シティ戦では、右のインサイドハーフに入っていたのはミケル・メリーノだった。しかしメリーノは攻撃で明確な違いを作り出すことはできなかった。英『Daily Mail』のイアン・ハーバート氏は、「起用すべきはメリーノではなくエゼ」だと指摘している。なぜなら、アルテタにとってエゼのほうが純粋なMFだからだという。

メリーノとデクラン・ライスがともにインサイドハーフで先発した試合では、勝率が落ちるというデータもある。しかし本来、右のインサイドハーフのポジションはキャプテンのマルティン・ウーデゴーのポジションであり、肩の負傷からウーデゴーが復帰すればウーデゴーが優先される可能性は高い。
エゼが起用されるとしたら左サイドに回るかもしれない。

しかし中央での起用こそエゼがもっとも活きる形であり、いかにウーデゴーと共存させるかも含めてアルテタ監督は頭を悩ませることになる。エゼが背番号どおり“10番”としてのプレイを見せることになるのか、注目されることになりそうだ。




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