アーセナルに今夏加入のエゼ Photo/Getty Images
アルテタは頭を悩ませる
カラバオカップ3回戦、アーセナルはポート・ヴェイルと対戦し2-0と勝利を収めた。
この試合で先制点を奪取したのはMFエベレチ・エゼだ。
ミケル・アルテタ監督はこの試合でインサイドハーフの位置に2人の攻撃的なMFを送り出した。イーサン・ヌワネリとエゼだ。エゼはまさに“10番”といったふうに攻撃をリードし、上述のような先制点も奪っている。エゼが中央で先発したのは加入以来初めてのことだ。
ドローで終わったプレミアリーグ第5節のマンチェスター・シティ戦では、右のインサイドハーフに入っていたのはミケル・メリーノだった。しかしメリーノは攻撃で明確な違いを作り出すことはできなかった。英『Daily Mail』のイアン・ハーバート氏は、「起用すべきはメリーノではなくエゼ」だと指摘している。なぜなら、アルテタにとってエゼのほうが純粋なMFだからだという。
メリーノとデクラン・ライスがともにインサイドハーフで先発した試合では、勝率が落ちるというデータもある。しかし本来、右のインサイドハーフのポジションはキャプテンのマルティン・ウーデゴーのポジションであり、肩の負傷からウーデゴーが復帰すればウーデゴーが優先される可能性は高い。
しかし中央での起用こそエゼがもっとも活きる形であり、いかにウーデゴーと共存させるかも含めてアルテタ監督は頭を悩ませることになる。エゼが背番号どおり“10番”としてのプレイを見せることになるのか、注目されることになりそうだ。