LAFCでプレイするブアンガ photo/Getty Images
MLSでは得点ランク2位につける
大詰めを迎えている2026ワールドカップ・アフリカ予選。グループFで大健闘しているのがガボン代表だ。
グループFは8試合消化時点でコートジボワール代表が勝ち点20で首位、ガボンは1ポイント差で2位につけている。ガボンは過去ワールドカップに出場したことはないが、今回はまだチャンスがある。
そんなガボンで最も有名な選手は、ドルトムントなどで活躍してきたFWピエール・エメリク・オバメヤンだろう。ブンデスリーガでもゴールを量産してきた実績があり、現在もマルセイユで活躍中だ。
しかし、ガボンの前線でオバメヤン以上の輝きを放つ者がいる。それがアメリカ・MLSのロサンゼルスFC(LAFC)でプレイするFWデニス・ブアンガだ。
LAFCといえば、トッテナムでプレイしていた韓国代表FWソン・フンミンが向かったクラブだ。ソン・フンミンもすでにMLSでは7戦6ゴール2アシストと大暴れしているが、その前線でパートナーとなっているのがブアンガだ。
ブアンガも負けじとゴールを量産しており、22日に行われたレアル・ソルトレイク戦ではハットトリックを記録。これでリーグ戦得点数を22に伸ばし、インテル・マイアミFWリオネル・メッシの24ゴールに次いで得点ランク2位だ。
またブアンガはMLSで3シーズン連続20ゴール超えを達成したことになり、MLSではトップクラスの点取り屋だ。その実力は侮れず、2026ワールドカップ・アフリカ予選でもここまで最多となる8ゴールを記録。
米『SI』によると、ソン・フンミンもブアンガについて「彼がいることは本当に大きい。非常にクオリティの高い選手の1人だ。3シーズン連続での20ゴール達成は本当に凄いことで、運や偶然では出来ない。彼はゴールを決められるポジショニングを磨くべく、トレーニングを続けているんだ」とパートナーを称える。
チームも4位と好調を維持しており、ここからはプレイオフの戦いもある。ソン&ブアンガを擁するLAFCはMLSの中でも強烈な攻撃集団と言えそうだ。