バイエルンのハリー・ケイン photo/Getty Images
今季早くも15ゴール達成
バイエルン・ミュンヘンのハリー・ケインが自身の去就について言及し、プレミアリーグ復帰の可能性を否定した。
ケインは2023年夏にトッテナムから5年契約でバイエルンに加入したが、この時交わした契約の中には2025年夏に6500万ユーロ(約113億8000万円)以上のオファーがあれば契約を解除できるという条項が含まれている。
これに加えて、ケインの古巣であるトッテナムのトーマス・フランク監督が「彼を買い戻してほしいと思っているトッテナムサポーターはたくさんいるはずだ。戻って来たら盛大に歓迎されるだろう」と発言したこともあってケインの去就が注目される事態になっていた。
こうした中、ケインは26日(現地時間)に行われたブンデスリーガ第5節ブレーメン戦の後に現地メディアの取材に応じ、プレミアリーグ復帰の可能性について話題が及ぶと以下のように語った。
「僕はここバイエルンで本当に幸せなんだ。まだ契約は2年残っているし、正直言って僕はここでの全ての時間を楽しんでいる。サポーターの前でプレイすること、チームメイトや監督と一緒に過ごす時間が楽しいんだ。だからそういう考えは頭の中に一切ない。今シーズンのチームにわくわくしているし、成功を収めたいと思っている」(ドイツ紙『Bild』より)
ケインは、ブレーメン戦では前半終了間際の45分にペナルティキックを決めると、65分にも左サイドからの折り返しを押し込み2点目を記録。ここまで公式戦8試合に出場し、得点数は早くも15ゴールに達するなど例年以上のハイペースでゴールを量産している。周囲の喧騒に巻き込まれることなく、バイエルンでのさらなるタイトル獲得に集中していることがハイパフォーマンスの秘訣なのかもしれない。