アーセナルの守備を支えるサリバ photo/Getty Images
レアルからの関心もあったが……
レアル・マドリードからの関心も噂された中、アーセナルはDFウィリアム・サリバとの契約延長で合意に近づいているとされる。
今やサリバはプレミアリーグでもトップクラスのセンターバックに成長していて、アーセナルの守備陣には欠かせない実力者だ。
「アーセナルの近年の成功は、強固な守備の上に築かれている。実際に昨季のアーセナルはリーグ最少失点に抑えていて、マガリャンイスとのコンビは過去3シーズンを通して最強と言える。アルテタ監督の下、アーセナルはまだ全盛期を迎えていない才能豊かな選手たちを多数揃えている。サリバもこのカテゴリーに入る選手だ。だからこそマドリーはサリバを欲しがったのだ。彼の実力ならばマドリーでもスタメンに定着できただろう」
「サリバがエミレーツに留まるといいう決断は、アーセナルの向かう方向を物語っている。過去にはアーセナルの優秀な選手たちが他のビッグクラブに引き抜かれるケースが何度もあった。ファン・ペルシーはマンチェスター・ユナイテッドへ、セスク・ファブレガスはバルセロナ、サミル・ナスリ、エマニュエル・アデバヨール、ガエル・クリシーはマンチェスター・シティへだ。しかし今のアーセナルは世界で最も魅力的なクラブの1つと見られていて、サリバが長くこのクラブに留まろうとしていることがそれを証明している。サリバの契約延長はアーセナルが2025年に成し遂げた最高の成果であり、夏の移籍市場で獲得したどの新戦力よりも素晴らしい成果と言える」
今夏の新戦力とサリバの契約延長でアーセナルが目指すはプレミアの頂点だ。ここ最近はアルテタの戦い方が消極的との意見もあるが、サリバ&マガリャンイスを軸とした安定した守備が成功のベースになってきたのは確かだ。