今季調子がいいドク photo/Getty Images
バーンリー戦でも圧巻の存在感
マンチェスター・シティの指揮官ペップ・グアルディオラはベルギー代表FWジェレミー・ドク(23)を絶賛した。クラブの公式サイトが伝えている。
2023年夏にシティに加入したドクは加入当初からキレのあるドリブルで沸かせていたが、球離れの悪さやファイナルサードでのクオリティに対しては疑問の声もあった。
しかし、今シーズンのドクは特にファイナルサードでその脅威を発揮しており、ドリブルだけではなくチャンスメイク力も発揮。今節のバーンリー戦では先制点の起点となり、その他にも1アシストを記録するなど、カイル・ウォーカーを相手に圧巻の存在感を見せた。
左サイドで抜群の存在感を放ち、シティの攻撃の中心となったドクだが、ペップもその成長ぶりには驚いているという。
「最終ラインのウインガーには、1対1で突破するよう求めている。ジェレミーの最終局面での判断力が昔と比べてすごく向上したと感じている。アシスト、ゴール、スペースを見抜く力。彼は低いブロックを敷くチームに対して信じられないほどの脅威であり、本当に重要な存在だ」
「状況が流動的になると、彼は少し苦労するかもしれない。だが、相手がペナルティエリア内にいるときは本当に良いプレイをする。例えば、2点目のゴールだ。ジェレミーがそこへ行った時、2、3人の相手選手がついていった」
「ジェレミーがそこにいる時、相手は2、3人送り込むんだ。なぜならボックス内で1対1になると、彼は止められないからだ。
今シーズンはここまで公式戦7試合で1ゴール3アシストを残しているドク。ドリブル突破からのシュートやクロスだけではなく、抜かずにクロスを上げたりと周りを使えるようになり、選択肢が増えたことでドクはより止められない存在になっている。
まだ23歳と若く、これからの成長も楽しみなドク。ペップからの信頼を勝ち取るまでの選手になったが、今シーズンのパフォーマンスから目が離せない。