ミランのアッレグリ監督 photo/Getty Images
守備の堅陣
マッシミリアーノ・アッレグリ監督率いるACミランが、開幕4連勝と絶好調だったナポリを2-1で下し、公式戦5連勝を達成した。この勝利により、ミランは堂々の首位に躍り出ている。
試合は、開始3分にアレクシス・サーレマーケルスが先制点を奪うと、31分にはそのゴールをアシストしたプリシッチが自ら追加点を決めてみせた。後半に入り、ペルビス・エストゥピニャンの退場で数的優位を得たナポリが1点を返したものの、ミランは最後まで集中を切らさず堅守で対応。開幕から無敗を誇っていたナポリを撃破し、守備を重要視するアッレグリ監督の手堅い戦術が光った一戦となった。
特筆すべきは、40歳で新加入のルカ・モドリッチが、誰よりも献身的に守備に走り回り、チームを鼓舞し続けたことだ。彼の豊富な経験と闘志は、ミランの勝利への執念を体現していた。プリシッチの覚醒と、ベテランの献身的なプレイが融合し、アッレグリ監督らしい「勝つためのサッカー」が展開された。
ミランが見せた試合は、今シーズンのタイトル争いにおける彼らの強さを明確に示している。泥臭く、最後まで耐え抜くアッレグリ監督のスタイルが、早くもチームに浸透している証拠だ。この強固な守備と勝負強さが、シーズンを通して持続できるのか、今後の戦いにも期待したい。