マインツのパウル・ネーベル photo/Getty Images
勝ち点4で現在14位
佐野海舟と川崎颯太の所属しているマインツがシーズン序盤にして早くも苦境に陥っている。リーグ戦ではここまで5試合で1勝のみ。
27日(現地時間)に行われたブンデスリーガ第5節ボルシア・ドルトムント戦も厳しい戦いとなった。27分と40分にいずれもカウンターから失点。後半に入って攻勢を強めた時間帯もあったが、67分にゴールキーパーのロビン・ツェントナーがファウルによる決定機阻止のため一発退場となってしまい、万事休す。0-2で敗れた。
マインツのボー・ヘンリクセン監督は、「我々はこれまでの5試合中4試合で先制点を奪われている。そういう状況で勝つのは難しい」と試合後の記者会見で守備面での脆さを指摘し、さらに「前半のパフォーマンスについては満足していない。後半はいくらか良くなっていたが、負けたことは順当な結果と言える。ドルトムントは我々よりも良いチームだったし、特に守備が素晴らしかった」とも語って完敗を認めた。
また、この試合にセンターバックの位置で先発出場したアンドレアス・ハンチェ・オルセンも現地メディアの取材に応じ、以下のように語っている。
「この結果は僕らにとって十分ではない。僕らはドルトムントのようなチームと互角の勝負をしたいと思っていたけど、今日はそうならなかった。
前節はドイツ誌『Kicker』による週間ベストイレブンに選出されるなど佐野海舟は昨シーズン同様のパフォーマンスを披露しているが、その一方でチーム自体は勝ち切れない状態が続いていて、立て直しが急務となっている。