ドルトムントのカリム・アデイェミ photo/Getty Images
23歳の左利きアタッカー
ボルシア・ドルトムントがカリム・アデイェミと契約延長に向けた交渉を検討し始めたようだ。ドイツ紙『Sport Bild』が伝えている。
2002年1月生まれで現在23歳のアデイェミは、抜群のスピードを活かしたドリブル突破でドルトムントの攻撃を牽引するアタッカーであり、27日(現地時間)にお行われたブンデスリーガ第5節マインツ戦でもカウンターからチームに貴重な追加点をもたらし、勝利に貢献した。
左利きという希少性も持ち合わせていることから、今年夏にはアーセナルやユヴェントスが獲得に興味を示すなど既に複数のビッグクラブがアデイェミを補強候補としてリストアップしつつある。
そのため、同選手との現在の契約は2027年6月末までとなっているものの、移籍を阻止したいドルトムントとしては早期の契約延長を望んでいる。『Sport Bild』によれば、ドルトムントは年俸700万ユーロ(約12億円)を含む2029年6月末までの新契約をオファーする準備を進めているという。
交渉の行方を左右するのは、アデイェミの代理人だろう。同選手は今年になってジョルジュ・メンデス氏とエージェント契約を結んだ。クリスティアーノ・ロナウドやラミン・ヤマルの代理人も務めている同氏との交渉は一筋縄で行かない可能性が高く、さらなる年俸アップの要求などで難航するかもしれない。
ドルトムントは、アデイェミに対して来年春までに契約延長について意思を明確にするように伝えているという。その時点までに契約延長に関する交渉がまとまらなければ、フリー移籍での流出を防ぐために売却へと方針転換を図るつもりのようだ。