ナポリでプレイするデ・ブライネ Photo/Getty Images
初黒星を喫したナポリ
セリエA第5節で、昨季王者のナポリはACミランと対戦。前半に2失点を喫したナポリは、ミランのペルビス・エストゥピニャンの退場によって数的優位に立つが、ケビン・デ・ブライネがPKで1点を返したのみにとどまり、1-2と今季初の敗戦を喫した。
デ・ブライネは60分にPKを決めたのち、72分にエリフ・エルマスと交代しベンチに下がっている。この際、納得していない苛立った表情を見せており、アントニオ・コンテ監督はこの件について試合後の記者会見で語った。
「ミランが多くの場面で支配していたので、1対1の状況をみてフレッシュな選手を入れようと思った。(ロレンツォ・)ルッカとストライカー(ラスムス・ホイルンド)を入れ替えたが、何も起こらなかった。何か良いことを期待して交代を行う、私はそれが正しかったと思う」
「彼(デ・ブライネ)が結果に対して腹を立てているのであればいいんだが。もし他のことに怒っていたのなら、彼は絡む相手を間違っている」
「言うことはあまりない。交代は正しかったと思う」
デ・ブライネは先日のCLリーグフェーズで古巣のマンチェスター・シティと対戦した際、ナポリがジョバンニ・ディ・ロレンツォの退場によって10人となった影響を受け、早々にベンチに下がった。この際は「残念だった」と同情を示していたコンテ監督だが、今回はデ・ブライネの振る舞いにやや厳しい目を向けているようだ。
デ・ブライネは納得いかない交代に対して、不満を隠さず表明するタイプの選手だ。シティでも2024年のリヴァプール戦で交代させられた際、ペップ・グアルディオラ監督に不満を表していた。
コンテ監督はインテル時代にラウタロ・マルティネス、チェルシー時代にアントニオ・リュディガーなど、これまで何度か選手と衝突したことがある。デ・ブライネの感情をコントロールできるかどうかにも注目が集まる。