マンCで成長するドク photo/Getty Images
チームの攻撃に欠かせない存在に
プレミアリーグ開幕から6試合を戦い、3勝1分2敗。マンチェスター・シティの滑り出しは万全とは言えないものだが、相変わらず攻撃力は高い。ここまで14ゴールはリーグトップだ。
得点部分ではエースのアーリング・ハーランドが目立つが、チャンスメイクの部分で見逃せないのがFWジェレミー・ドクの成長だ。
ドクはマンC加入当初からテクニシャンと評判で、ドリブル突破には特別なキレがあった。ただ、時折軽いプレイを見せることがあり、自陣で不用意なドリブルを仕掛けてボールをロストするなど、雑になってしまうところがあった。
しかし、今はそうしたプレイも少なくなった。開幕からドクはキレキレで、『Forbes』は早くも「今季のシティで最も成長した選手」とドクのパフォーマンスを称賛している。
「以前のドクにはイライラさせられることもあった。天性の才能は明らかだったが、攻撃時のプレイ判断は時にサポーターを失望させてきた。しかし今季は状況が一変し、ドクはシティで最も安定したパフォーマンスを発揮する選手の1人になった。シティが今季主要タイトルにチャレンジできるかは、時が経てば分かる。シーズンを通して見れば、リヴァプールやアーセナルの方が強くなるかもしれない。しかしシティが新時代へ準備を進めている兆候はあり、ドクのパフォーマンス向上はその最も顕著な兆候の1つと言える」
ドクはここまでリーグで18回のドリブルを成功させていて、これはリーグ3位だ。トップは24回のトッテナムFWモハメド・クドゥスだが、ドクはクドゥスより160分ほどプレイタイムが少ない。ドクの数字も印象的で、ドクが見せる左サイドからの仕掛けは対戦相手の脅威になっている。
Jeremy Doku's dribbling ability is frighteningpic.twitter.com/pW7FrfJKvC
— Premier League (@premierleague) September 29, 2025