勝利を収め、19戦連続無敗を達成したパレス Photo/Getty Images
2-0でパレスの無敗記録は続く
UEFAカンファレンスリーグ・リーグフェーズ第1節、ウクライナのディナモ・キーウとイングランドのクリスタル・パレスの試合が行われた。試合は31分にダニエル・ムニョス、58分にエディ・エンケティアがゴールを決め、ボルナ・ソサの退場があったもののパレスが2-0と勝利している。日本代表MF鎌田大地も先発した。
戦争状態にあるウクライナの状況を考慮し、この試合はキーウではなく、ポーランドのアリーナ・ルブリンにて行われている。そんななか、ポーランドに駆けつけた数千人のパレスファンが歌い出したチャントが話題を呼んでいるようだ。パレスのファンたちはウクライナへの侵攻を続けるロシアを非難する歌を歌い始めた。
「空には10機のロシアのドローンがいた。ジャン・フィリップ・マテタがそれを撃墜した」
これは国際大会で歌われることがある『10 German Bombers』をアレンジしたものだ。もともとは『She’ll Be Coming ‘Round the Mountain』という童謡の替え歌で、節を繰り返すごとに撃墜される爆撃機の数が減っていく。『10 German Bombers』はドイツとイギリスの遺恨を思い起こさせるものであり、国際大会で歌われることはよしとされていない。しかしパレスのファンはこれを皮肉の効いたロシア批判へと変えてみせ、今も戦火の中にあるウクライナ市民への連帯を示した。
なお、パレスはこれでクラブ記録を塗り替える19戦連続無敗を達成している。
“There were nine Russian drones in the air and Jean-Philippe Mateta shot them down”, sing the Palace fans. pic.twitter.com/5Vmc6ur3mL
— Archie Rhind-Tutt (@archiert1) October 2, 2025