イングランド代表でも中心になってきたベリンガム Photo/Getty Images
呼ばれなかったベリンガム
10月の代表戦に向けたイングランド代表メンバーが発表された。あまり9月のメンバーと違いはなく、前回初だったトッテナムDFジェド・スペンスとノッティンガム・フォレストMFエリオット・アンダーソンは継続招集。
ベリンガムに関しては、負傷が癒えたばかりだということが理由になるだろう。トーマス・トゥヘル監督は先月セルビアで5-0の大勝を収めたときの選手たちを残しておきたかったという理由も述べている。しかし、それだけではないと英紙『Daily Mail』は見ている。
「これは何よりもベリンガムへの警告だった。スター選手が自動的に招集される時代は終わった。評判だけでイングランド代表に復帰できる時代は終わったのだ」
同紙は、トゥヘル監督が特権意識の時代が過去になったことを明確に示したと綴った。ベリンガムは過去、セネガル戦においてクーラーボックスを蹴り上げるという不満な態度を示したことがあり、トゥヘル監督はこのような態度を嫌悪しているといわれる。また、時にベリンガムは他のチームメイトに対し威圧的になることがあるとも指摘されている。
アーセナルのブカヨ・サカも前回のメンバーには入っていない選手だが、今回は招集された。理由はサカがチームプレイヤーの典型のような選手だからだ。ベリンガムにもチームプレイヤーとなることが求められており、トゥヘルが求めているのはチームメイトの力を最大限に引き出す選手だと同紙は指摘している。
報道によればトゥヘル監督とベリンガムはやや不穏な関係にあるようだが、ベリンガムは今回の招集外をどのように受け止めただろうか。