フェイエノールトで絶好調の上田 photo/Getty Images
ペナルティエリアでの動き出しは抜群
オランダ1部・エールディヴィジでフェイエノールトFW上田綺世が止まらない。今節のユトレヒト戦でも2ゴールを記録し、これで開幕から8戦8ゴールだ。
上田がエールディヴィジやクラブの環境に適応したこともあるだろうが、指揮官ロビン・ファン・ペルシとの出会いも大きいだろう。ファン・ペルシはアーセナルやマンチェスター・ユナイテッドで活躍したワールドクラスのストライカーであり、ゴール前での動きは熟知している。ファン・ペルシだからこそ上田に教えられるものがあるはずだ。
『ESPN』によると、ファン・ペルシは上田のペナルティエリアでのポジショニングセンスを高く評価している。そこへ積極的にクロスを送っていくことを1つの攻撃パターンとしているようで、上田はすっかり前線のターゲットマンだ。
「彼がベルギーで決めてきたゴールやデータを基に、アヤセの能力を高める方法を模索してきた。最近は彼にクロスを送り、そこからチャンスを作れるようにしている。クロスに合わせるのは彼の強みの1つであり、そのタイミングについて常に話し合っている」
ユトレヒト戦での2ゴールも上田が得意とする動き出しから生まれていて、味方が上田の動きを意識してくれていることが分かる。もう二桁得点は目前であり、このままエールディヴィジ得点王を目指してほしいところだ。